用戶:JuneAugust/マル6計畫
⑥計劃（まるろくけいかく）是大日本帝國海軍的一項海軍軍備計劃。正式名稱為第六次海軍軍備充実計劃，通稱的〇中嵌入數字6，稱為丸六（まるろく）計劃。
概要
1940年（昭和15年），アメリカでは日本海軍のマル4計劃に対抗する第三次ヴィンソン案を成立させ，それに対し日本はマル5計劃で対抗した。しかしアメリカは更に翌1941年にはスターク案（両洋艦隊法案）を発表した。日本海軍はそれに対抗して対米7割の戰力を堅持するためにマル6計劃を策定した。
本計劃はマル5計劃と平行して研究された。しかしながら當時はまだマル5計劃でさえも預算成立はしておらず，その後の中途島海戰の敗戰で大きく計劃修正が余儀なくされた中で，本計劃は十分な検討がなされず，実現の可能性はほとんどなかったと思われる[1]。1943年（昭和18年）4月にマル戰計劃が策定された時にそのまま消滅したようである[2]。
當初構想
マル5計劃とマル6計劃は，マル4計劃以降の日本海軍の兵力整備構想として検討が始められた。マル5計劃は昭和17年度より同22年度までの6ヶ年計劃，マル6計劃は昭和19年度より同25年度までの7ヶ年計劃であり，以下の艦艇を建造する構想であった。[3]
| 艦種 | マル5 | マル6 | S25末の艘數 | 內艦齢超過數 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 戰艦 | 2 | 2 | 18 | 10 | |
| 航空母艦 | 2 | 0 | 10 | 2 | |
| 甲巡 | 2 | 8 | 28 | 8 | |
| 乙巡 | 8 | 7 | 21 | 0 | |
| 駆逐艦 | 24 | 17 | 121 | 25 | |
| 駆逐艦（乙） | 8 | 6 | 20 | 0 | |
| 潛水艦 | 21 | 5 | 77 | 6 | マル5（甲2・乙丙10・海大9），マル6（乙丙1・海大4） |
| 水上機母艦 | 1 | 1 | 5 | 0 | |
| 潛水母艦 | 0 | 0 | 3 | 大鯨・高崎・剣崎 | |
| 敷設艦 | 1 | 1 | 7 | ||
| 海防艦 | 4 | 0 | 10 | 舊式2を含む | |
| 砲艦（大） | 0 | 1 | 3 | ||
| 砲艦（中） | 2 | 2 | 6 | ||
| 砲艦（小） | 0 | 0 | 2 | ||
| 水雷艇 | 0 | 0 | 12 | ||
| 掃海艇 | 6 | 6 | 30 | ||
| 敷設艇 | 6 | 8 | 32 | ||
| 駆潛艇 | 9 | 8 | 36 | ||
| 工作艦 | 1 | 0 | 2 | ||
| 測量艦 | 1 | 1 | 4 | ||
| 飛行艇母艦 | 3 | 0 | 4 | ||
| 急設網艦 | 1 | 1 | 6 | 白鷹を含む | |
| 砕氷艦 | 1 | 0 | 2 | ||
| 練習艦 | 1 | 0 | 4 | ||
| 運送艦 | 1 | 2 | 16 |
上表の通り，當初のマル6計劃は空母と潛水艦の建造がマル5計劃までで一區切りつき，重巡洋艦の更新に重點を置いたものであった。
計劃內容
艦艇
- 戰艦:4艘
- 超巡洋艦:4艘
- 航空母艦:3艘
- 巡洋艦:12艘
- 駆逐艦:34艘
- 潛水艦:67艘
等合計197艘，80萬噸以上
航空隊
- 実用航空隊:68隊
計劃達成時には計200隊
計劃完成時的戰時編制案
両洋艦隊案対応前[4]
- 連合艦隊第1艦隊
- 第1戰隊
- マル6戰艦2・マル5戰艦2
- 第2戰隊
- マル4戰艦2・マル3戰艦2
- 第3戰隊
- 長門・陸奧
- 第4戰隊
- 扶桑・山城・伊勢・日向
- 第12戰隊
- マル5巡乙4
- 第13戰隊
- マル5巡乙4
- 第1水雷戰隊
- マル6巡乙1・マル4駆逐艦16
- 第3水雷戰隊
- マル6巡乙1・駆逐艦16（內8はマル5計劃艦）
- 特水雷母1
- 第1航空戰隊
- 赤城・加賀・マル4駆乙4
- 第6航空戰隊
- 特空母2・駆逐艦2
- 第7航空戰隊
- 特空母3
- 艦隊附屬
- 大鯨・駆逐艦1
- 同 第2艦隊
- 第5戰隊
- 比叡・霧島
- 第6戰隊
- マル6巡甲4
- 第7戰隊
- マル6巡甲4
- 第8戰隊
- 利根・築摩・マル5巡甲2
- 第9戰隊
- 高雄・愛宕・摩耶・鳥海
- 第10戰隊
- 最上・三隈・鈴谷・熊野
- 第2水雷戰隊
- マル6巡乙1・マル6駆逐艦16
- 第4水雷戰隊
- マル6巡乙1・マル5駆逐艦16
- 特水雷母1
- 第2航空戰隊
- マル5空母2・マル5駆乙4
- 第3航空戰隊
- マル4空母1・マル3空母2・マル6駆乙6
- 第4航空戰隊
- 蒼龍・飛龍・マル5駆乙4
- 第5航空戰隊
- 剣崎・高崎・駆逐艦2
- 艦隊附屬
- 龍驤・マル4駆乙2
- 同 第3艦隊
- 第14戰隊
- 金剛・榛名
- 第15戰隊
- 妙高・羽黒・那智・足柄
- 第11戰隊
- 砲艦11（內2はマル5計劃艦，3はマル6計劃艦）
- 第1砲艇隊
- 砲艇16
- 第16戰隊
- 津軽・八重山・マル5敷設1
- 第5水雷戰隊
- マル4巡乙1・マル3駆逐艦15・マル6駆逐艦1
- 第5潛水戰隊
- マル4練巡1・マル4巡乙1・海大4・呂號2
- 第8航空戰隊
- マル5水母1・特水母5
- 第1根拠地隊
- 第2根拠地隊
- 上海特別陸戰隊
- 同 第4艦隊
- 第17戰隊
- 青葉・衣笠・マル4巡乙1
- 第18戰隊
- 沖島・厳島・マル6敷設1
- 第19戰隊
- 特巡6
- 第20戰隊
- マル5海防4
- 第6水雷戰隊
- マル4巡乙1・駆逐艦16
- 特水雷母1
- 第6潛水戰隊
- マル5練巡1・マル6巡乙1
- 伊7・（海大1・マル4海大1・マル6海大1）・（マル6海大3）・（海大3）
- 第3根拠地隊
- 第4根拠地隊
- 第5根拠地隊
- 第6根拠地隊
- 艦隊附屬
- 特設監視艇（甲）18
- 同 第5艦隊
- 第21戰隊
- 加古・古鷹
- 第22戰隊
- 特巡2・特水母2
- 第23戰隊
- 特巡2・特水母2
- 第24戰隊
- 特巡2・特水母2
- 第25戰隊
- 占守・國後・八丈・宮古
- 第7根拠地隊
- 艦隊附屬
- 特設監視艇（甲）27
- 同 第6艦隊
- 第1潛水戰隊
- マル4巡丙1・香取・特潛母1
- 伊10・第1潛水隊（巡潛3）・第2潛水隊（巡潛3）・第3潛水隊（巡潛2・マル4巡潛1）
- 伊11・第15潛水隊（マル4巡潛3）・第16潛水隊（マル4巡潛3）・第17潛水隊（マル4巡潛3）
- 第2潛水戰隊
-
- マル4巡丙1・鹿島・特潛母1
- 伊9・第5潛水隊（巡潛3）・（マル4巡潛3）・（マル4巡潛1・マル5巡潛1・マル6巡潛1）
- マル5潛甲1・（マル5巡潛3）・（マル5巡潛3）・（マル5巡潛3）
- 同 基地航空艦隊
- 第1基地航空隊
- 松島空・香取空・特航運2
- 第2基地航空隊
- 豐橋空・橫浜空・特航運2
- 第5基地航空隊
- 美幌空・千歳空・三沢空・特航運3
- 連合艦隊附屬
- 第3潛水戰隊
- マル4練巡1・マル6巡乙1・マル4潛甲1・マル4海大9
- 第4潛水戰隊
- マル5練巡1・マル6巡乙1・伊7・マル5海大9
- 第26戰隊
- 千歳・千代田・日進
- 第27戰隊
- 特巡4
- 第3基地航空隊
- 高雄空・新竹空・特航運2
- 第4基地航空隊
- 鹿屋空・特設空1・マル4飛母1・マル5飛母3・特航運1
- 第6基地航空隊
- 台南空・特設空1・特航運4
- 第7基地航空隊
- 元山空・松江空・特航運2
- 瑞穗・マル6水母1・摂津・明石・マル5工1・特工2
參考文獻
註釋
- ^ 《戰史叢書 海軍軍戰備<1> 昭和十六年十一月まで》p605による。
- ^ 《戰史叢書 海軍軍戰備<2> 開戰以後》p4による。
- ^ 防衛省戰史研究所資料《昭和25年初頭における保有艦船一覧表（昭和13年11月策定）》より
- ^ 昭和25年度戰時編制案。昭和13年10月策定。防衛省戰史研究室所蔵資料。
相關條目
- 軍備計劃
- 戰備計劃